4月 18

作家のインタビューから思い出した小説

動画配信サイトを利用して過去に行われた芥川賞作家のインタビューを観ました。一つ一つのコメントに対して丁寧に言葉を発するところから、この作家の真面目な人柄が伝わってきます。また文学を子供の頃から愛し、慣れ親しんできたことがとても分かるものでした。
インタビューを聞きながら、私は今から10年程前に読んだ小説を思い出しました。悲しくもどこか滑稽な主人公から、人間というものを学びました。また人の弱さと生きる葛藤が心に強く残る名作だと感じています。そして生きることに悩んでいた私にとって、大きな励みになった作品でもありました。どんな人間であれ、生きていてもよいのだと感じたのです。それだけの強い説得力がある小説に出会ったのは初めてのことでした。あれから時が経った今でも、時より思い出すことがあります。そんな時は本棚から出して好きなページを読み返しています。
芥川賞作家もまたこの私小説作家の大ファンだと話していました。お墓参りに行くこともあると話していたことから、筋金入りのファンだと感じます。読書好きには誰しも愛する作家や忘れられない作品があるものです。そしてつまずいた時には、本を読むことで報われることも数多くあります。インタビューは読書の原点を振り返らせてくれたとても貴重なものでした。

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4月 03

推理小説にはまった小学生時代

小学生時代に夢中になったシリーズ小説がありました。それはある探偵団が主人公の推理小説です。そのシリーズを書いた小説家は今でも根強いファンを持つ、言わずと知れた作家です。少年探偵団シリーズから大人向けの甘美でどこかおどろおどろしい作品まで幅広い作品をたくさん世に残しています。
先日、部屋の書棚を整理した時のこと、小学生時代に借りたまま返していなかった文庫本を見つけました。とても分厚い本で表紙には少々怖いイラストが描かれていました。当時このシリーズの小説を食い入るように読んでいたことを懐かしく思い、もう一度読み返してみることにしました。大人になってからはどちらかというと甘美とエロスが香るこの作家の作品を気に入るようになりましたが、当時読んでいたシリーズものもとても面白かったです。思わず今からまた図書館に通い、片っ端から読みたいという衝動に駆られたものです。
小学生時代を過ぎた私の読書経歴は一度途絶えてしまいましたが、面白い推理小説に出会ったことからまた読書を楽しむようになりました。そして今でもお気に入りのジャンルの一つとして推理小説はとても大きな位置を占めています。これはもしかしると小さい頃に出会った作品の影響も多かれ少なかれあるのではないかと感じています。時には過去を振り返り自分が読んできた作品を顧みることは、これからの読書の楽しみにも繋がると切実に感じています。

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3月 19

予想外の多面性

漫画の登場人物のキャラクターの衣装を交換してみた、というイラストを見る機会がありました。作家さんがあえてそうしてみたのだそうですが、イメージががらりと変わりますね。ただ、野性的なキャラが知的キャラの服を着たりしても、それほど賢そうには見えませんでした。
しかし不思議なことに、三次元の人が相手だとそうは思いません。例えば普段とてもカジュアルな服を着ている方が急にかっちりしたスーツを着れば、雰囲気が違ってかっこいいなと思います。逆パターンだと近づきやすくなりますね。もちろんイラストと現実を比べることが間違いといわれればそれまでですが、予想外の差異に驚いてしまいました。
でもどちらも、意外性という意味では素晴らしいインパクトを与えてくれると思います。ギャップ萌えという言葉があるように、予期しないことに人は興味を惹かれますからね。そういえばいつだったか、とても愛らしい女の子が別の友達を守るべく、男の子とケンカをしていたことがありました。通りすがりで偶然見かけたのですが、あれは頼もしかったですね。……萌えとは違いますけれども。
人にもキャラにもある多面性を引き出すためには、衣装交換のようにちょっと違った角度から見ることも必要かもしれません。

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3月 04

将来の理想となった映画

この間「君に読む物語」という映画を観ました。わりと有名らしいですが、どんな話なのかは全く知らず、タイトルに惹かれて借りました。読書好きからしたら、もうこのタイトルだけで充分魅力的ではありませんか?ジャケットからきっと感動物なんだろうなと思い、ちょうど思いっきり泣いてデトックスしたかったので、久しぶりに恋愛物を借りちゃいました。鑑賞した感想はまず、借りて良かった!です。もっと早く出逢いたかった~と思えるくらい良い作品でボロボロ泣いちゃいました。ネタバレになっちゃうのであまり多くは語れませんが、心温まる愛情がたっぷりで、こんな夫婦になりたいなぁと思える作品でした。タイトル通りの君に読む物語を、私ももし主人公の立場になった時、伴侶に読み聞かせたいです。それが出来るよう、一日一日を大切に、自分の記憶の引き出しにちゃんとしまっておきたいなぁと思いましたね。特別だった最初の出会いやデートも、時が経って一緒にいる事が当たり前になってしまうと、色々記憶が薄れたり、一緒に過ごす時間も余程のインパクトが無い限りありふれた日常として終わってしまって、はじめから記憶されなかったり。それって本当は平和だからこそ幸せで貴重な事ですよね。そういう日々をちゃんと大切に、いつか歳を取った時にそんな日常をキラキラと語り合えるようになれたら良いなと、ふんわり思いました。

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2月 18

宝の持ち腐れであります

よくグルメ本を買うんですが、せっかく買ってもまだ一度も目をつけたお店に行けていない現状…。これって買って読んで満足しちゃっている感じなんですかね…。はじめからそのレストランに行こう!って決めていればきっと活用出来るんでしょうけど、他の目的でお出かけした時に、そういえばこの地に本に載っていた行きたいお店があったなぁと思い出しても、店名もわからずに結局見知っているお店に入って食事を済ませてしまう事が多いです。その土地に行くっていうのだけでも前もって決まっているなら、お昼はここに行こうって事前に確認しておけば良いのに、それも忘れてしまうんですよね~。なんの為に買っているのか…持ち歩ければ良いんですけどね。こういうタイプの人間は、電子書籍の方が向いているのかもしれません。この間は食べ放題の本と、よく行く土地限定のグルメガイドを買いました。どれも私好みのお店が載っていたので購入を決めたんですが、これらも活用しないまま終わってしまうのかな…と焦りだし、そこで考えたのがよく遊ぶ友人にその本を貸す事にしました。友人がここ行きたいってお店があれば、きっと実現するに違いないという他力本願的な思考です。果たして狙い通りになるか…結果が出たらまた報告したいと思います。

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2月 03

車内ではページを捲る音のみ

最近ドライブをする機会がとても増えてご機嫌な私。ドライブ大好きなんです。自分が運転するわけではないからかもしれませんが、車でお出かけってなんだかワクワクしちゃいませんか?目的地が特に無くても、ただ走らせているだけで充分楽しいんですよね。色んな友達と行く機会があるんですが、その中で一人だけ、必ず小説か何か暇つぶしのものを持っていかないといけない友人がいます。運転自体は好きらしく、私から見ても上手だと思うんですが、本人は超集中して運転しないと駄目なようで、ハンドルを握っている間は話しかけてはいけないというルールがあるんです。はじめは景色を眺めたり、音楽を聴いたりして一人過ごしていたんですが、そうなると時々無意識に話しかけてしまって、友人の気を散らせてしまう様子。なので完全に黙している為にと、彼女の車で出掛ける時は必ず小説を持参するようになりました。読書中なら私も夢中になっているので、あっという間に目的地まで到着してしまうんです。同じ空間にいながら各々沈黙のまま違う事をしているという、なんだか変なドライブですが、よく一緒にいるので急ぎで話したい内容も無いし、これはこれで楽しい時間を過ごす事が出来ています。

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1月 19

生きる事は螺旋のようなもの

先日出会った作品にとても興味深いことが書かれていました。それは娘が高校生の時に姿を消した母からの手紙からでした。
人間は巡りながらいつまでたっても同じような過ちを犯し、同じような道を歩んでいるようにみえます。しかしながらその円を描くような道は決して同じことを繰り返しているのではなく、少しずつ成長を遂げたり新しいことをしたりと進化しているのです。それは円を描くというよりらせんを描いているというほうが等しいのではないかということが書かれていました。とても漠然とした例えですがこの文章を読んだ時、私の心を強く打ちました。今までの自分のことを考えてみても同じよう行動をすることで失敗踏む事や、後悔することはたくさんあるものです。また風水学などでも10年毎に人は同じ道を辿ると言われているそうです。この同じような出来事が起きた時に、過去と同じ過ちをおかさないようにすればよい方向に運気は向いていくと聞いたことがあります。しかしながら、自分の感情や考えを優先させてしまうと、同じことを繰り返さないということは難しく感じるものです。
この物語では、母からの手紙を受け取った娘は新たなスタートラインに立つことを心に決めます。今まで過ごした土地を出て、全く知らない人達がいる環境で新しい仕事と人間関係をスタートさせるのです。それは数年前にその土地を飛び出して都会に出た時の心の拠りどころのなさと寂しさを埋めるためとは全く違った気持ちで挑むスタートでした。その後よきパートナーを見つけ彼女は生まれた土地へと戻り、その土地で生きてゆくことを決めます。
生きるということはこの物語が描いたことそのままなのではないかと感じます。失敗を恐れては何も出来ないし、過ちや後悔をするのも生きている過程として大切なことなのです。そんな様々な思いを胸にどう生きるかが、どんな線を帯びた螺旋を描くことが出来るかの決め手になるのだと感じました。

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1月 04

モテル女性とは

モテル人について考えてみました。そんな風に考えるきっかけとなったのは先日読んだ1冊のマンガからでした。このコミックに登場する主人公は仕事ができるいい男2人からアプローチを受けています。真っ向勝負が出来る骨太の男性です。草食という言葉が話題に挙がる昨今では珍しいタイプといえるのではないでしょうか。しかしながら、主人公もまた筋が通った女性です。そのため流されることなく自分で考えて決断をして前に進むタイプのようです。はためからみると少々融通が効かないと捉えられがちですが、そんな一筋縄ではゆかない女性だからこそ男性を夢中にさせるのではないかと思います。
このマンガはそんな彼女が作るお弁当もまた読者の心を掴んでいます。複雑な家族関係で育ち、幼い頃は山合の寺に預けられていたということもあり、「粗食」をテーマに美味しくも体によいものばかりです。それを考えると主人公の人格と供に料理上手なところも男性の心を引き寄せる大きな要因なのだと考えられます。「胃袋を掴む」という言葉もあるほどなので、美味しいご飯が作れる女性は有利なのでしょう。彼女はモテ期に差し掛かっているといえます。どうかこのいい波に乗って、彼女ならではの決断をしてほしいものです。

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12月 19

読書とコーヒーと美味しい香り

数週間前のことです。以前から入ってみようと思っていた喫茶店に足を運んでみました。その日は休日ということもあり、ランチの時間を少し外した時間でも人はあとを絶ちません。この喫茶店は駅から1分の場所にあり、いつもこの駅を利用する時に気になっていたお店でした。朝は早くからモーニングを出し、ランチにはホットサンドやパスタもメニューに加わります。お店の前を通ると時間を問わずお客さんが席に着いて食事をしたり、コーヒーカップを傾けている姿を目にします。人がひっきりなしに入るということは、居心地が良い空間だということなのでしょう。この日は私も予定までの時間、この喫茶店で時間をつぶすことにしました。早速カウンターの席に通されて、ブレンドコーヒーを注文しました。オーダーをした後はバッグの中から単行本を取り出し読んでいたのですが、ランチの時間帯ということもありナポリタンのよい香りと目の前にあるガラスケースにあるアップルパイやチョコレートケーキ、お手製プリンが目に入ってしまい、どうしても食事に気を取られてしまいます。この日は家を出る時に軽い昼食を取ったので空腹は満たされているはずなのに、見るもの全てが美味しそうに感じてしまうのです。せめてプリンでも食べようかと考えながらも読んでいた本もとても面白くてなかなか読むのを辞められず、1時間ほど長居をしていたことに気付きました。予定の時間に迫っていたのでこの日はブレンドコーヒーだけを飲みお店を出ました。あれから時間は経ちましたが、ナポリタンの香りとケーキのガラスケースはいまだに忘れることが出来ません。また近々立ち寄って単行本を片手にコーヒーとスイーツ、または香り豊かなナポリタンを頼もうと思います。

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12月 05

クールでカッコいい女性

10年位前から注目しているモデル兼写真家の女性がいます。美しさの中にある凛とした佇まいがカッコよくて、憧れの存在です。友人にこの話をしたところ、彼女もファンだと話してくれました。このアーティストの現在の年齢は45歳位ですが、今でも美しい佇まいは健在です。家族の職業はモデルやアーティストということもあり、幼い頃から洗練されたかつ美意識の高い教育を受けていたことを感じさせます。
この方は女優としても活躍しており、20年以上も前に出た映画では出家した僧侶の役を演じ坊主姿で映画に出演していました。その姿もまた美しくとても凛々しかったことを覚えています。
数年前にこの方が書いたエッセイを読んだことがあります。日々の生活をとても大切に生きている随筆は今でも心に残っています。そしてつい最近部屋の整理をしていたところこの本を見つけたため、再読を始めました。読み返していてもクールな生き方は健在です。同性から見て「いい女」とはやはりどこかクールでそれでいて女らしさも忘れない人なのではないかと感じます。
生きてゆく中で目標に出来る人物がいることは大切なことだと思います。書籍や映像を通して「こんな人になりたい」と思える人々に出会えることはよいことです。それは自分自身が「いい女」になるためにも押さえておきたいところです。

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