小説に出て来る場所って、実際にある地名の場合もあれば架空のこともあります。A市、B町、C駅のように単にアルファベット文字を当てはめただけの場合もありますし、架空の場合は、全くの架空のときとモデルになる場所があって名前だけ架空の物にしてあるときがあります。先日まで読んでいた小説は、駅や通りは実名で、おそらくお店の名前など細かい部分は、そこが大事なところなんですけど、著者が考えたんだと思うんです。小説を読んでいて自分が知っている場所が出て来たときには、黙読していたとしても何だかテンションが上がります。さらには、実在の場所の説明が正しかったりすると、街の様子を頭の中に思い浮かべて、自分が歩いているよう気分になります。そして、登場するビルや会社などは実在の名前を少し変えて書かれていることもあるけど、そうでなければ、その建物やお店が「本当にそこにあるのかな」とか「実際には何があるのかな」なんて、つい考えてしまいます。そのあたりの地理がバッチリわかっているときには、文章と比較してみるだけだけど、そんなに詳しくないときには、行って確かめたくなります。そうなんです。先日がそうでした。小説を片手に、そのあたりを歩いてみたいなっていう気持ちです。誰かを誘って、ぶらりと出かけてみようかな。
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