才能では勝負できない

世の中には天才と呼ばれる人がいます。才能のある人は羨ましいなって思います。私も幼稚園の頃は、知能テストでIQがすごく高いって言われていたと母から聞いたことがあるんです。だけど、一体どうしてしまったんでしょうね。いつのまにか、天才の気配は消え失せました。というより、単に当時私が『ませてた』だけじゃないかと思うんです。あるいは、母が私が赤ちゃんの頃から毎晩絵本の読み聞かせをしてくれてたから、同年齢の子たちより物事を沢山知っていただけなのかもしれません。
けど、この前、読んだ本に『才能を捨てて、知恵で勝負しなさい』と書いてあったんです。『知恵』とは『IQ』 でも『知識』でもなく『どんな世界に放り出されても、うまくやっていける能力』なんだそうです。その言葉から私は、野生動物が生き延びていく姿を思い浮かべてしまいました。その本の著者は、海外で学ぶうちに、エリートと呼ばれる人々に接して気づいたんだそうです。上に行けば行くほど知識は役に立たないって。目先の結果より人との関係を続ける方が重要なことなんだって。そして、合理性と同じくらい義理や人情も大事なんですって。説得力のある言葉です。けど、それよりも衝撃的な言葉があったんです。ビジネスにおいて付き合ってはいけない人は、『お金に汚い人』でも『モラルのない人』でもなく、『見た目が怪しい人』でもなく、『決定権のない人』だと言うんです。『決定力とスピード感のない人はそれだけで損をしてしまうもの』という見解。辛口だけど、100%的を射ていますよね。

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