妖精がいるイングリッシュガーデン

以前、イギリスの湖水地方を旅した時、豊かな森と湖に魅了されました。もしBGMをかけるなら、間違いなくクラシック音楽がピッタリというところ。小動物が葉っぱをゆらす音も湖面に触れる風の音も全てが心を穏やかにしてくれます。
しかし、人間、お腹は空くものです。車に戻り、どこかランチができるお店はないかと探していたら、一軒の可愛いお店を発見。その店では入口で植物の苗やガーデニンググッズを販売し、奥にレストランがありました。店に入るとイングリッシュガーデンに囲まれた屋外スペースも併設されていたので、迷うことなくその場所を選択。色鮮やかな花々は、先程散策した自然の森とはまた違った造形美がありました。かなり広いお庭のようで、散歩道を進むと森へも繋がっているようでした。ブランチをゆっくり済ませた後は、当然イングリッシュガーデンの散歩。背の高い花、低い花、コケ、池、そして大木など、人間がデザインしたものではあっても自然を尊重している温かい庭園。「ははーん。これは妖精いるな」と自信満々に思いましたよ。ファンタジー小説の読み過ぎと思われるかもしれませんが、あそこに行けば誰だってそう感じます。もし、自分に羽がついていたら、こんな場所を飛び回ってみたいもの…なんて少しテンション上がり気味になっていました。しかし、やっぱり私は人間。お腹が空いたので、今度はディナー目指して車に戻りました。

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