フリーダムを感じること

「自由って何だろう」とふと考えることがあります。好きな映画や本を読み、好物な食事を摂り、やりたいことを存分に楽しむ生活。誰にも邪魔されずに昼過ぎまで寝ること。自由を満喫する方法は、日常生活の中にたくさんあります。私がこの言葉を実感するのは、ネガティブな気持ちを忘れて心の底から笑える時でしょうか。例えば気の置けない仲間達とライブを観ながらビールを飲んで、音に身を任せていると、大きな声で「フリーダム」と叫びたくなるものです。
さて今から数年前にフリーダムな音楽イベントについて書かれた本を読みました。この本と出会った時、世の中には私と同じことを考えている人がいることに共感し嬉しく思ったものです。その書籍はアメリカのジャムバンドのファンが書いたもので、ロングセットのライブに行ったことが鮮明に刻まれていました。一晩中ステージで演奏するバンドと思い思いに音楽を楽しんでいるオーディエンスの姿がとても微笑ましくて、読み終わった時には私も幸せな気分になりました。ダンスをするもよし、恋人と寄り添いながら愛を確かめるもよし、最前列で空に向かって手を挙げながらバンドに熱い視線を送るもよし。それぞれがそこにいることを謳歌している姿から「自由」という単語が頭を過ったものです。そして最も心に残ったのは、著者がこのライブで音に浸りながら、身に起きた今までの様々なことが思い出され消えてゆき、ライブが終了した時には気持ちがクリアな方向に向いていたことでした。この著者の経験から束縛されず囚われずに心を自由にさせることで、本来の自分を受け入れることが出来ることを知りました。心も体も解放させることは生きる鋭気に繋がるのだと思い、私もそんなイベントに参加してみたいと思ったのでした。

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