職業をテーマにした短編小説

世の中には様々な職業があります。私達の身近で暮らしを支えてくれるもの、影の立役者のように表には立たないけどなくてはならいもの、自分の腕一本で何かを作る仕事など挙げたらきりがありません。本屋さんに足を運ぶと仕事を題材にした書籍もたくさん並んでいます。私も自分の知らない世界を垣間見て視野を広く持ちたいと思う時、こうした本を読むことがあります。本のページをめくると日常生活では知ることのない世界が広がっていて、読んでいるだけでも新しい価値観を気付かせてくれるものです。そんな職業について書かれた、とっておきの小説があります。それは恋愛について書かれた短編小説です。どの作品も女性が主人公で、様々な職業の男性との恋模様や出会いが描かれています。登場する男性はとても凛々しく職人気質なところが、この小説の魅力だと思います。作品も去ることながら、作者が書いた「あとがき」もまた深く心に刻まれています。それは親戚が亡くなった火葬場で出会った葬儀屋の男性について書かれたものでした。人の最後を見送る姿勢がとても真摯で温かく、死を全うから捉えているこの男性は、自らの心を込めてこの仕事をしていることが分かります。仕事とは社会に貢献するためにおこなうものだと思います。ブレない気持ちを持ちと真心を込めることはなかなか難しいことですが、それが出来る人がその道のプロになれる気がしました。

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