物語ではなかった小説

小説はまるで事実かと思えるようなものもあれば、絶対に有り得ないというようなファンタジーもあります。ミステリーや刑事もの、医療小説などは事実に近い物語だと思います。ストーリー自体は架空の話だとしても、事実以上に綿密に計算されているところが凄いなあっていつも思うんです。
先日、ある小説について書いてあったんですけど、それが実話だったんだって。それまで普通の物語だと思われていたのに、最後の最後に作者から実話だったと明かされたようなんです。作者自身の体験が書かれていたってことなんです。そういうのって私小説っていうんでしたっけ。けど、それだって、多少の脚色はあるんだから実話とはまた違うのかもしれません。でも、連載されていたものが大人気だったっていうんだから、どれだけエンターテーメントな生活なのかなって思っちゃいます。作者自身もまさか読者に受け入れられるとは思っていなかったらしいんです。日記のように単に実際にあったことを書くのが楽しかったから書いていただけなんだって話していました。彼女は、好きなことが仕事になるということは本当に大きな喜びだと語っています。自分にそんなことが起こるとは思いもしなかったとも。世の中にはさまざまな仕事があります。好きなことが仕事になるというのは誰もが憧れることだと思います。実話を書いて、夢が現実になったっていうことですね。

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