絶対にかけてるはず

いつも小説を読んでいると登場人物や風景など、自分なりのイメージが出来上がります。そして、それが間違いなく正しいものだと信じてしまっています。けど、読み手によってそれは異なるから、本当はどれが正しいなんてないんですけどね。ただ、その小説が映画化されて見たときに、自分が思い描いていた人物や風景と違うと、違和感を覚えてしまうんです。けど、考えれば考えるほど、それって不思議なんです。文章に細かい描写があってイメージしているならまだしも、細かい説明なんて全くないのに、帽子をかぶっているとかメガネをかけている、時にばサングラスをかけているなんて、勝手に思い込んでるんですから奇妙と言った方がいいかもしれません。
先日もある小説を読んでいたら、そこに登場していた先輩の姿を私は無意識にサングラスをかけているとイメージしていたんです。どこにもそんな描写がないのにです。そんな姿の人をどこかで見たことがあるのかな。でもそれって、文章から受けた印象で自分が作り上げてるんですものね。そして、「なんてカッコいい人なんだろう」って思ってしまっていますからね。脳って本当にどうなってるのかな。
でも、もし、その小説が映画化されたとしたら、果たして、その先輩はサングラスをかけているんでしょうか。これは楽しみです。映画化されないかなぁ。

This entry was posted in 小説LOVE. Bookmark the permalink.

Comments are closed.