尾心地のいい人

世の中にはそんなに親しくなくても居心地のいい人がいますよね。自分と相性がいいのか、変な気を使わなくても良くて、考え方や感じ方が同じような人が多いかと思います。そんな人は長い付き合いのうちにそれがわかるのではなく、会った早い時期に不思議とわかります。今までにも仕事で会った人、友人の紹介で会った人の中にもそんな人がいました。
先日、小説を読んでいたら、その中にもそんなくだりがあったんです。ただ、それは居心地の悪い人でしたけどね。たまたま友人の部屋で出会った初対面の人に対して主人公が感じたことでした。数十分しか一緒にいなかったのに、自分とは考えが合わない知人と同じ種類の人間だと感じたって書いてありました。逆も然りで理解できます。ただ、私の場合は、意外にも初めは苦手だと思ったけど、話をしてみたらいい人だったってこともあるんですけどね。でも、苦手だと思うのと、居心地が悪いのとはまた違います。けど、今、読んでる小説の場合は、私もその人に対しては主人公と同じように居心地が悪いだろうなって思ってしまいます。ただ、それはその小説が一人称主体で書かれているからかもしれませんけどね。すべてが主人公目線で書かれていますから。というより、きっと、主人公と私の考え方が似ているんだと思います。いくら 一人称の文体であっても、主人公の考え方や感性が私とは全く異なる場合には、同意はできないですもの。いずれにしても、人と人との居心地って一瞬にしてわかるもののようです。

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