何かある気がします

今、読んでる小説に出てくる女性がなんとも憎たらしいんです。今までこんな人に実生活では出会ったことがありません。主人公の女の子が嫌いになるのも無理はないと思います。だって、会うたびに、カチンとくるようなことを言うんです。というより、ある男性を間に挟んで敵対心をむき出しに感じるんですもの。はっきりした顔かたちは見えないけど、イメージは私の頭に中にしっかりと出来ています。黒髪のロングヘアで、スリムな体型、神経質そうな顔立ちで薄化粧で……。そして、甲高く尖がった声。私なら「いちいちうるさい!」って叫んでしまいそうです。だから、主人公が用件だけ済ませたら、一刻も早く帰りたいとか、彼女に会わなければいけないと考えると憂鬱になるという気持ちがよくわかります。もちろん、ふたりともその男性の恋人ではありません。けど、きっとお互いに相手が邪魔な存在だと感じてるんでしょうね。
もちろん、私は当然、主人公派です。感情移入してしまいますもの。ただ、なぜか物語の先では何かがあるような気がするのです。このまま、憎たらしい女性のままでは終わらないように思うのです。全く根拠はないんですけどね。だから、今は読みながら『キーっ』と腹が立っていますけど、どこかでどんでん返しがある予感がしています。だから、この先がよけい楽しみなんです。

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