無かったら寂しい

この前、職場の最寄り駅の広場でフリーマーケットがありました。時々、開催してるから、時間に余裕のあるときにはグルッと回ってみます。余裕のないときには、小走りにササッと見て、職場に向かいます。いつも観光客の人たちで賑わっています。いつの時代のものかと思えるようなレコードなんかもあって楽しいです。本が置いてあるブースもあるんだけど、意外に高いんですよね。高いというと語弊があるんだけど、フリーマーケットにあるものって古本なんだから、もっと安くてもいいんじゃないのかなって思っちゃうんです。もしかしたら、すごく値打ちのある物もあるのかもしれませんけどね。私はというと、本のブースがあれば必ず見るけど、ほとんど買ったことはないです。なぜって、あまり買いたいものがないんです。だから、「どうせないだろう」っていう気持ちで全く期待することなく回っているから、たまに興味のある本があった時には、掘り出し物を見つけたという気持ちになって、すごくテンションが上がります。
けど、先日は本のブースがなかったんです。いつも期待していないのに、なければないでガッカリ感がハンパなかったんです。気持ちが落ち着かないというか、そのうちざわざわと心が騒いでくる始末です。びっくりだけど、無意識のうちに私ってフリーマーケットに期待してたみたいです。

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