仕事から得る計り知れない醍醐味達

仕事をすることの見返りにお給料が発生します。労働の代償としてお金を貰うことは決して容易いものではありません。先日読んだエッセイには、「仕事をするということはプロフェッショナルでなければならい」という少々手厳しいことが書かれていました。これを読んだ時、労働の奥深さを感じたものです。どんなに安い賃金でも、お金を頂くということは心構えを持って取り組まねばならいという当たり前のことをこの本は教えてくれました。またこの作品を読みながら以前友人から聞いた話を思い出したのでした。彼女は当時、営業事務をやっており慣れない業務で四苦八苦していたそうです。ある日お客様からの問い合せを受けた時、上司にその内容を相談しました。日々の雑務に追われる忙しさで頭が回らず「私にはこの質問は答えられません。」と言ったそうです。「お客さんからしたら、こちら側の背景は一切分からないもの。ここでは真摯にお客様からの質問を答えることが大切な仕事なのだ」とその上司に優しく諭されたそうです。この話を聴いた時に上司の言葉に強く賛同したものです。彼女もその後、今まで以上にやるべきことに真剣に取り組んだことは言うまでもありません。
労働に対してのモチベーションは与えられる賃金だけで維持し続けることは難しいものです。今まで自分が生きてきた価値観や考え方を変えるような思いがけない出来事との遭遇や尊敬できる上司に出会いなど、人生勉強の場でもあると強く感じます。そしてどんな状況に置かれても自分の職業に対してプライドを持つことが大切だと思います。プロフェショナルになるということはとても大変なことだと思いますが、志を高く持ち真っ向から取り組む姿勢は、少なからず誰かの心に響くものなのではないでしょうか。

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