大人になるということ

大人になるということはどういうことなのだろうかと漠然と考えることがあります。ある一定の年齢を迎えれば選挙権も与えられ、お酒もたばこもたしなむことが許されます。しかし大人になるということは、そんなにたやすいことではないように思えます。
今から数年前に時代小説を書く作家のエッセイを読みました。このエッセイは「男性のたしなみ」について書かれたものでしたが、女性が読んでも勉強になることがたくさん書かれていました。レストランを訪れた時の振る舞いや家族との信頼関係を築くことなど、生活していく中で出会うあらゆる場面で困らない行動や思考をこの書籍から学ぶことが出来るため、私にとっては「生きるためのテキスト」のような存在です。
そして生きていく中で押さえておきたいお作法や礼儀について読んでいるとその背景には、生きる姿勢やモチベーションが強く反映されているように思えます。そして自分自身がどうあるべきかを知る事はとても必要なことであり、自分の在り方を分かっていることこそが「大人」になるためにとても大切なことなのではないかと感じました。どんな場面でも羽目を外さず遊び楽しむこと、そして自分の行動に対して責任を持つこと大人になる第一歩なのだと思います。

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