見方を変えると……

誰もが知っている文豪の小説でも、ただ読むだけでなく、ちょっと見方を変えてみるとすごく面白いみたいです。文豪と呼ばれる有名な小説家は、ほとんどが社会科の教科書か国語の教科書で知ったものです。もちろん、どこかでその名前や作品名を聞いたことはあったかもしれないけど、私は小学生のときにいきなりそんな人達のものを読もうとは思いませんでした。教科書で知ってから興味を持って、少しずつ読んでみたものです。だから、結局、しっかりと手に取っていたのは中学生くらいかな。けど、その時には、ストレートにその文章を受け取って、もちろん、自分なりの感性で考えてはいたとは思いますけど、違った角度から見てみるなんてことはしていません。だから、先日、ある有名な小説の作者の意図や手法について書いてあるコラムを見かけてすごく興味を持ったんです。まさに純文学の代表ともいえるその作品を私は大人になってから読んでいません。ただ物語のストーリーを追っていた昔とは違って、今ならその意図をくみ取れるように思います。本に向き合う気持ちに余裕ができたとでも言えばいいのか、文章を紡ぐ手法にも目を向けてみたいなって思います。もしかしたら、全く違ったイメージを受けるかもしれません。再びページをめくってみたいって、今、強く思っています。

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