『つかみ』にやられました

今、読んでる小説の始まり、つまり、『つかみ』に完全にやられました。以前、英会話の先生からその小説の話を聞いて、一度読んでみようってその時は思ったのに、話題は沢山あってレッスンの間にも色んな話をするから、ついつい忘れてしまっていました。でも、忘れるくらいだから、その時、そんなに強い印象を持たなかったんだと思います。会話が未熟なばかりに、先生が話すストーリーをしっかり理解していなかったということも考えられなくはないです。
先日、書店で何か面白そうな本がないかと探していたときに、たまたま見つけたんです。新刊じゃないから、本当にたまたま目に留まったという感じでした。そのタイトルを見た瞬間、「あ、これって先生がレッスンの時に話していた小説だ」って。上下巻あるから長編です。上巻の最初の方をパラパラとめくってみました。先生がイラストを描いて説明してくれていたことを思い出しました。「そうそう、そんなストーリーの始まりだった」って、ページをめくりながら思っていました。けど、書き出しの文章を読んだら、もうどんどん引き込まれてしまったんです。物語は一つの交通事故から始まるんだけど、その事故を詳しく解説しているわけでも、心理描写が細かいわけでもありません。それなのに、もう読まずにはいられないんです。もちろん、上下巻とも買いました。今、まだ、ごくごく初めのところですけど、これからの展開が凄く楽しみです。

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