最近「ビジュアル・シンカーの脳」という本と出会い、物事を視覚的要素、つまり映像や絵で処理をする人間と、言語が優位で全て文字や言葉で処理をする人間がいることを知りました。
こういうと堅苦しく感じますが、例えば、お買い物のメモを渡されたときに脳内でスーパーの店内や買い物のルート、自分が買い物をしている様子を思い浮かべるタイプの人は前者。言葉そのものを記憶したり、文字を思い浮かべる人は後者だそうです。
前者はビジュアル・シンカーと呼ばれ、絵を描くなどの処理や表現が得意であり、逆に言語化が苦手な傾向にあります。後者は言語化が得意で、感想を述べたり討論をするのが得意である反対に、絵画や美術品を見た時の感性が薄いようです。
この話を知った時、私はゴリゴリのビジュアル・シンカーだな、と感じました。
本を読むのは好きなのに、感想を言おうと思うと、「なんで」面白かったか、の「なんで」や「どういう所がどういう理由で」といった部分が上手く説明できないのです。
子供の頃は読書感想文でだいぶ苦しんだ覚えがあります(笑)
あらすじやまとめのような文章の後に、「楽しかったです」「面白かったです」のような細やかな感想を述べるのが精いっぱい。
なので、感想を述べることができる人を尊敬しているのですが、それを言うと「考えていないだけ」と言われるのですが、それがどうも納得いきませんでした。
そんな経験が何度もあったのでビジュアル・シンカーという分類に出会って、「あ、ただ自分が頭悪いだけじゃなかったんだ!」とほっとした気持ちになりました(笑)
なお言語化が得意な人の話を聞いたところ、彼らは逆に絵や図形で表現・思考するのが非常に苦手だとのこと。絵を自由に書くような課題がトラウマになってるだとか、数学の授業では空間図形になると途端に分からなくなってしまうとのこと。逆に私は図形・空間図形などの問題は大得意です(笑)