職業とファッションと私らしさ

ファッションとは表現方法の一つだと思います。コーディネートにはそれぞれネーミングがあり、それはまるで音楽のジャンルのようにもとることができます。例えば、オフィスカジュアル。一度は耳にしたことがあるこの言葉は、カッチリとしたスーツを着る必要はないけれどお仕事をする上でのポイントはしっかり押さえて品位ある服装を心掛けて下さいという意味合いがあるように思います。価値観は千差万別なので一重にオフィスカジュアルといっても着こなしは難しそうですが、おしゃれを楽しむためにも自分らしさを取り入れつつその職場に適応した洋服を心掛けたいものです。
洋服に関する随筆などを読むと、職業と洋服の関連性について深く考えさせられるものです。自由業と会社員の仕事着は異なりますし、業種によっても違うように思えます。そんな中でも個々のセンスを生かして上手に着こなす術を知っている人は、男女問わずにとても素敵だと感じます。またあるイラストレーターが書いていた「ファッションの好みが合う人と仲良くなりやすい」という文章には妙に納得したものでした。
外見ではなく内面が大切とはいえ、センスの良いコーディネートをしている人は洗練された感覚を持っていることが多いように感じます。自分というものをしっかり持つことも大切ですが、他者からどう見られているかということに気を払うことも粋な大人のたしなみとして身に着けておきたいものです。

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